メタボリックシンドロームとメタボ健診

2008年に厚生労働省の指導のもとスタートしたメタボ健診。メタボ健診とは、「40~70歳」の健康保険組合などの医療保険加入者を対象に実施される、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)該当者を抽出するために行われる特定健診のこと。
そもそも、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)って、何なんでしょう?内臓脂肪型肥満、高血糖、高脂血症(脂質異常症)、高血圧などの生活習慣病が重なった身体の状態のことをいいます。
検査項目としてはざっくり分けて5つあります。
1. 腹囲およびBMI(体重と身長から算出された肥満度を表す指標)
2. 血糖値(高血糖)
3. 高脂血症(脂質異常症):中性脂肪とコレステロール
4. 高血圧
5. 喫煙習慣の有無(自己申告)
ではここで、どういう人が「メタボリックシンドローム予備軍」と診断されるかを説明していきます。
まず、腹囲とBMI、どちらも基準値以下だった人はOK!クリアです。やせてさえいれば、血糖値・高脂血症・高血圧のすべてで引っかかってもクリアなのね…何だか腑に落ちないなぁ。
腹囲またはBMIのどちらかが基準値を上回った場合、血糖値・高脂血症・高血圧・喫煙習慣の有無のうち1つでも該当すれば「メタボリックシンドローム予備軍」と診断され、保健指導の対象となります。上記のうち2つ以上該当した場合は「メタボリックシンドローム」と診断されます。

やせ型の人はメタボ健診で引っかからない!に+1 !

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